2013年2月2日土曜日

福島県産りんご 2012年12月購入再測定結果


【報告者:ふた】

福島県産りんご 2012年12月購入分を、
スタッフ辻本さんが30分測定したところ…
辻本さんの、以下のレポートを貼り付けます。

『帰宅前に福島県産のリンゴの再測定・10時間に設定しておきました。
京都とのクロスチェックをするためです。
途中ですでに検出下限が1点台に下がっていましたが、
なぜか137が「不検出」で、134の方に数値が出ていました。
明日、行ってみての結果が楽しみ(?)です。』

数値は以下のとおりです。
【放射能濃度】
Cs137:3.4Bq/㎏+-1.4Bq/㎏
Cs134:4.3Bq/㎏+-1.4Bq/㎏
K40:不検出

【検出下限】
Cs137:0.7Bq/㎏
Cs134:0.5Bq/㎏
K40:6.7Bq/㎏

【計数率】
Cs137:0.14CPS
Cs134:0.14CPS
K40:0.00CPS

★CPSとは…count per second.
一秒間で計測されたγ線の数。

←通常ならば、
Cs137対Cs134の割合が1:0.55になるはず。
(原発事故から2年がたとうとしている、現在の比率。
半減期2年のCs134はだんだん減っていく)。

10時間測定後…。
長時間測定の結果、カリウムのピークがずれていたため、
〈チューニング補正〉を行いました。
これは本来のピークの位置にするための補正です。
ピークを変える(カーソルで補正できる)と…
以下のような結果となりました。

【放射能濃度】
Cs137:5.0Bq/㎏+-1.7Bq/㎏
Cs134:3.1Bq/㎏+-1.2Bq/㎏
K40:23.0Bq/㎏+-11.9Bq/㎏

【検出下限】
Cs137:0.7Bq/㎏
Cs134:0.5Bq/㎏
K40:7.2Bq/㎏

【計数率】
Cs137:0.20CPS
Cs134:0.10CPS
K40:0.05CPS

【福島県産りんごの測定グラフ】














Cs137と、Cs134と、K40のピークが現れています。


10時間測定の結果、
京都CRMSのAT(アトムテックス)で測ったものと同じような結果となりました。

《参考・京都の10時間測定の結果》
Cs137:5.17Bq/㎏+-1.52Bq/㎏
Cs134:2.48Bq/㎏+-1.11Bq/㎏
K40:34.3Bq/㎏+-14.2Bq/㎏

【検出限界値】
Cs137:1.76Bq/㎏
Cs134:1.62Bq/㎏
K40:20.4Bq/㎏

【統計誤差】
Cs137:21.4%
Cs134:40.5%
K40:36.5%

Cs137、Cs134、K40 の三つともピークあり。


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次回の研修日程は2月の9日10時からを予定しています。
研修の様子など、ご覧になりたい方はぜひお越し下さい
お子さんのオモチャ、お絵かきイーゼル・絵本・ボールなどをご用意しています

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