2012年12月22日土曜日

「3月開所へはずみがついた」

 
「週刊MDS」(NO.1262)掲載記事
 


設立資金カンパ協力と入会手続きのお願い


 奈良・市民放射能測定所は、2013年3月10日(日)に開設します。その前日の3月9日(土)に、オープニング・セレモニーを開催します
 

 測定器は非電化工房の「CSK-3i」を注文しました。入荷は2013年1月20日の予定です。

 測定所は医療問題研究会奈良事務所(奈良市学園北2丁目1-6 セブンスターマンション学園前103号)の一画をお借りします。近鉄奈良線「学園前駅」北口徒歩3分の便利な所にあります。私たちのめざす、測定だけではなく、情報センター・相談センターを兼ね備えた市民測定所として運営してゆけるスペースがあり、日常的に、お母さん方がお子さんを連れて気軽に立ち寄っていただけるような「交流の場」になればと思います。

 現在、開設と運営に必要な設立準備資金を300万円を目標に多くの皆様にご協力をお願いしています。300万円の内訳は、開設資金200万円(測定器、測定所整備費など)と当初活動資金100万円です。

 測定所の主な運営経費は、会費測定料です。年会費は4000円です。測定料は、会員2000円(会員は年1回無料)、一般4000円(避難者・移住者は年5回無料)です。測定料については、会員数をふやす努力を通じて、さらに安くできればと考えています。

 そこで、ご協力のお願いです。
 
 設立資金カンパにご協力下さい。1口1000円です。5口以上の協力をいただいた方には無料測定券1枚を進呈します。

 会員になって下さい。年会費4000円です。
 
 下記のいずれかにお振り込み下さい。口座名義は奈良市民放射能測定所です。
 
  ゆうちょ銀行 総合口座 記号 14540 番号 16384311 
 
  ゆうちょ銀行 振込口座 記号番号 00920-6-273033
 
        南都銀行 西大寺支店 普通 2139717
   りそな銀行 近鉄西大寺支店 普通 0225719


<奈良・市民放射能測定所設立準備会> 
  代表 辻本 誠(090-6059-5202)

    

2012年12月16日日曜日

無料測定まつり報告

第2日目 12月16日(日)

 本日も昨日に続き、京都測定所のスタッフの支援のもとに、無料測定まつりを実施しました。
昨日以上の参加者があり、まつりは大成功しました。本日は8検体の測定をしました(2日間で合計18検体)。ご主人が飲まれるお酒、産地の違う牛乳2検体、家庭菜園の大根、道南の昆布、リンゴジュースなど多彩でしたが、全て非検出でした。途中で比較用に京都が持っておられる汚染された栗の測定も披露し、検出される場合のセシウムのピークの顕著な出かたなども示していただきました(測定結果は京都測定所のブログをご覧下さい)。
 大成功のお陰で、みじん切りにして持参して下さったのに、残念ながら測定できない方も複数出てしまいました。それぞれお詫びをしましたが、1月の下旬に測定器が搬入される予定なので、それ以降、3月の開設に向けて準備会内部で測定と研修を重ねる機会を利用して測定(無料)にぜひお越し下さるように伝えました。
 女性を中心とした農業チームの「田原ナチュラル・ファーム」の代表であり、準備会のメンバーでもある方が、野菜の直販と自家製の茶葉の測定のために参加して下さいました。お子さまの給食の件で、弁当持参を考えて悩んでおられるお母さんの相談を受けました。関東から母子避難されてきたお母さんが、ツイッターを見て奈良でも測定所ができることを知り、参加して下さいました。非電化工房の製品に興味を持っておられ、現地見学をされた経験を持つ男性が、奈良市民測定所が同社の測定器を導入するという新聞記事を見て何か力になりたいという思いで参加して下さいました。また大学医学部で学ぶ若い大学生(女性)が医療問題研究会の方の紹介で、実際に測定作業を経験するために参加して下さいました。「奈良 こどもの未来をまもる会」で活動されている子育て真っ最中のお母さん方も大勢駆けつけて下さいました。
 まつりはたくさんの出会いと市民放射能測定所をともに育てていこうという思いの詰まったすばらしい交流の場になりました。広いスペースを活用して、情報や相談のセンターとしての機能を兼ね備えた市民測定所にしようという夢も広がりました。お世話になった京都のスタッフとの熱い絆も生まれました。参加された皆さん、京都のスタッフの皆さん、準備から本番・後片付けまでてきぱきと笑顔でまつり成功のための作業を担ってくれた奈良の皆さん、本当に有難うございました。

 以下に、奈良のメンバー各人の、今回のまつりに参加した感想を、全員ではありませんが、書いていただきました。
 
 測定は放射能に限らず知ることの根っこです。泥臭さ避けるをことはできませんが、私はこれが大好きな作業です。少しずつ頑張っていきます。(高原)

 とても楽しい2日間でした。測定技術をしっかり覚えて微力ながら協力させていただきます。 (M)

 はじめてですので勉強になりました。微力ですが参加せていただきます。(K)
 
 市民測定所が測定だけの場所ではなくていろいろな人が交流できる可能性のある場所だということがよくわかりました。1月に測定器が入るのでしっかり準備したいです。(T)
 
 
    
 二日間を通して測定所の必要性を改めて感じました。難しい専門用語に不安がありますが、少しづつ慣れていけばと思います。(S)

 たのしかったです。あんなにたくさんの人がおいで下さるとは。感謝でいっぱいです。そしてこどもたちが大人の間を縫って汗びっしょりで走り回り、その向こうで京都の方々が真剣に測定しておられるという、不思議な、素敵な、二日間でした。今度は奈良のみんなで測定も、ですね。(ふ)

 一日目は約50人、二日目はそれ以上の70人?80人?…しかもあったかい人ばかり…。このステキな人たちのエネルギーと、あと信頼される測定技術があれば、奈良の測定所もきっと意義ある場所になるでしょう。最後になりましたが、京都の測定所のみなさま、全面的なバックアップ本当にありがとうございました!(K)

 思った以上の手ごたえに感謝、感激、やりがい、責任、いろんな思いで胸がいっぱいです。測定を通じて、測定だけにとどまらない人と人とのつながりを紡ぐ場になっていくよう、精進してまいりますです(^^)。(渡)

 遅れて参加させていただきました。すこしですが見学できてよかったです。ありがとうございました。微力ですが少しでもお力添えできたらと思います。(坂)

                  
(写真は、京都の“測定王子”こと楠本さんの解説風景です。)




 

 
 

無料測定まつり報告


第1日目 12月15日(土)
 
  
 受付の朝10時から先ず、京都市民測定所の奥森代表から、測定器と測定・評価などの説明があり、その後順次、測定を開始しました。奈良と京都のスタッフを含めて約50名の参加がありました。

 
 夕方5時まで10検体の測定をしました。奈良・月ヶ瀬の養鶏場の卵、茨城県や奈良・都祁の白菜、同じく奈良の生産農家の茶葉と米の粉、三重県の玄米など、全て非検出でしたが、白菜のみじん切り、マリネリ容器への詰め込み作業から、測定結果の評価と説明まで、京都の測定スタッフの全面的なバックアップのもとに、密度の濃い測定作業が続きました。

 
野菜や自然食品の直販、京都測定所で測定済みの材料を使ったクッキーカフェ、DVD上映、書籍の販売なども並行して実施しました。

 奈良では、測定だけではなく、情報や相談のセンターとしての機能を備えた市民測定所をめざしていますが、医療問題研究会奈良事務所の余裕のあるスペースを活用させていただいて、これでやっていけるのではないかという確かな手ごたえを参加者一同感じることができました。

 京都のSさんから、奈良の測定所のいい所として、駅から近い好立地にあること、様々な取り組みを企画できる可能性のある広いスペースが確保できていること、生産農家の方とのつながりができていることなどを指摘していただきましたが、その通りだと思います。参加者がおしなべていい表情をされていたことを見て、奈良でも市民測定所ができるという喜びが改めて湧いてきた一日でした。
 
 





2012年12月2日日曜日

無料測定まつり

                                         無料測定まつりのチラシ

2012年12月1日土曜日